尼崎商工会議所の月刊誌「あくしい2025年3月号」に記事掲載されました。

動画を観るだけで事故が減る
~オンラインで学ぶ山下式理論運転~
「クルマの運転通信教育」という画期的なサービスを提供している同社。
社長の山下さんは。元々機械好きで車のディーラーに勤務していた経験を持つ。
当時一般的に言われていた「慣れるしかない」といった風潮に疑問を感じていたため、知人に車庫入れ動画の作成を依頼し、DVDを販売したところ、幅広い顧客層から購入された。
平成20年、動画を使った通信教育事業を本格的に始動。今では建設業、介護事業所など約50社以上の社内研修に採用され、接触事故が7割以上減ったなど反響は上々。
同社の動画の一番の特徴は、「車はどのように動くのか」といった原理・原則を重視して解説しているところ。
車体感覚や運動神経など人によって異なる曖昧な感覚だけに頼った運転指導では事故の軽減には繋がらないという。
動画は「幅寄せ編」「車庫入れ編」など実際に接触事故が発生し、苦手意識を持つ人が多い場面を想定して制作され、コンテンツは60本以上にも上る。
1本あたりの長さは10分前後と短く、隙間時間に視聴することが可能なため、効率的な研修を行うことができると顧客からも好評を得ている。「規模が大きな企業ほどメリットが大きいのでは」と山下さん。
このたびベトナム語版が完成した。最終的には11ヶ国語の動画を作り、企業のコスト削減、誰もが安心して過ごせる道路環境の実現に貢献していきたいと話す。